沖縄デジタルアーカイブ協議会(ODAC)では、沖縄の社会・歴史・文化などの各分野における、デジタル資料の収集
と保存、利活用等について様々な取り組みをしています。また、各会員の活動発表の場として、研究発表会を行ってお
り、今回の内容は以下の通りです。
発表①『首里城アーカイブ基金』
平良斗星(ODAC会員・運営委員)
2019年10月31日未明、出火により首里城の正殿を含む多くの建物が消失しました。地域のシンボルを失い、首里地域のみならず全世界から哀悼の意と再建を願うコメントが寄せられています。それをうけて、当協議会は(公財)みらいファンド沖縄を通じて「首里城アーカイブ基金」を立ち上げました。
『首里城復元までの歴史・エピソードを語り継ぎ、デジタルアーカイブする事業』
『デジタルアーカイブを活用した首里観光の新コンテンツ造成事業』
『これからのまちづくりの議論の場作り』
上記を3本柱とした、デジタルアーカイブを活用した県民機運の醸成と新たな観光コンテンツの造成を目指したものとして位置づけたものです。今回の定例研究発表会では、その趣旨と内容についてお伝えします。
発表2『首里城にデジタルアーカイブができること』
水島 久光(東海大学教授、デジタルアーカイブ学会理事)
今回のゲストとして、デジタルアーカイブ学会より水島久光氏をお招きした。同氏はメディア論、社会思想、情報記号論を専攻としたフィールドワークを行い、地域とデジタルアーカイブを結びつけた事例の研究や分析なども手がけている。
これから行われるであろう首里城の復元と、デジタルアーカイブとしての在り方・関わり方について、提言をいただきます。
<プロフィール>水島久光(みずしま・ひさみつ)
慶應義塾大学経済学部卒業後、広告会社、インターネット情報サービス会社勤務を経て、2003年東京大学大学院学際情報学府修士課程修了。
同年東海大学文学部広報メディア学科に着任。デジタルアーカイブ学会理事。
日時:2019年11月17日(日)15時~18時
参加費:500円(会員無料)
※一般の方のご参加は、事前申し込みが必要です
※参加費のお支払いは当日にてお願いいたします
場所:沖縄県立芸術大学一般教育棟302号室
〒903-0812 沖縄県那覇市首里当蔵町1丁目4
お問い合わせ
沖縄デジタルアーカイブ協議会事務局
(株式会社シネマ沖縄内)
担 当:真喜屋、仲間
電 話:098-894-6639
e-mail: okinawa.dac@gmail.com
<プログラム>
15:00‥開会の挨拶(5分)
15:05‥発表①(40分)
15:45‥休憩(10分)
15:55‥発表②(40分)
16:35‥会員活動報告、事務局報告など(15分)
17:50‥質疑応答(10分)
18:00‥終了
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